ニュース

【記者コラム】無欲の先行が功を奏した吉本

↑福井競輪最終日6Rのブロックセブンを制した吉本哲郎

 

 福井競輪の開設68周年記念が24日に幕を閉じた。売り上げは目標の51億円には残念ながら届かなかったが優勝した地元・脇本雄太の強さが連日際立っていた。国内NO・1のスピードに磨きをかけてGⅠ制覇と20年東京五輪のメダル獲得の夢を実現してほしい。

 

 最終日は6Rで単発レースのブロックセブンが行われ吉本哲郎(38=広島・84期、写真)が逃げ切りで制した。「柴崎君とは何回か一緒に走ってやられていたし、どうやっても勝てる要素が見えなかった。練習みたいに思い切って行くだけと。林雄一さんは3番手にいるだろうし3車のつもりでいた。最後は柴崎しか見えてなかったし行かれたと思った」。無欲の先行が功を奏した。人気を集めていた柴崎淳(31=三重・91期)は4番手からまくり追い込んできたが¼輪届かなかった。後輩の松浦悠士(27=広島・98期)は決勝で7着に敗れアベックVとはいかなかったが昨年4月岸和田FⅠでS級初優勝以来となる久々の美酒。多くの選手から「おめでとう」と声をかけられて笑顔がはじけた。「ちょっとは自信になりました。やることは一緒だしちょっとミスするだけで負けてしまうので」。このままコツコツと賞金を積み上げていけば来年5月の日本選手権でGⅠ出場は夢ではない。

 

 「(日本選手権は)走れればいいけど狙ってはいない。権利が取れたら思い切って行くだけです」。2年前までは追い込みだったとはにわかに信じられないほどの先行職人ぶり。次走の川崎FⅠ(29日~31日)も注目したい。