ニュース

【記者コラム】嵯峨「まだ19」同期活躍焦らず

↑同期の上田(右)に敗れ連勝が止まった嵯峨

 

 9月24~26日の西武園ミッドナイトを担当した。日またぎ業務はおそらく芸能担当時代のNHK紅白歌合戦取材以来。ようやく慣れてきた今日この頃だ。

 

 当回の注目は3場所連続完全優勝による特別昇班がかかった113期の新人・嵯峨昇喜郎(19=青森・A3、写真)。しかしながら、7連勝で迎えた2日目にあっけなく連勝が止まった。打鐘で先行態勢に持ち込んだものの、最後の直線で失速し同期の上田尭弥にかわされた。「先行しようと思っていたので。脚がなくなったところで踏み負けましたね」。デビューから8連勝を飾ったが、9戦目で初黒星を喫し1度失敗。2度目の挑戦もかなわなかったが、意外にもショックは見せずにさばさばした表情だった。

 

 前5場所まで15戦14勝。決まり手の内訳は逃げ3、まくり10、差し1とまくりに頼りがちだった。「まくりが多いのはめちゃめちゃ気にしているし、師匠(永沢剛)にも〝バックを取る競走をしよう〟と言われている」。113期の中では河合佑弥が一番乗りで特進し、1・2班戦初戦でいきなり完全V。その河合を筆頭に曽我圭佑、藤根俊貴とぽつぽつチャレンジレースを卒業しだした。それでも、はやる気持ちをグッと抑え「特進のことばかり考えず、焦らず、また一から地道にやる。まだ19なので」と思いを明かした。

 

 昨年デビューの111期・山崎賢人はダッシュやスピードもさることながら航続距離が長い。だからGⅠでも活躍できるのだろう。若武者にとって今一番大事なのはその脚力をつけること。明日12日からの宇都宮FⅡでも若さあふれる先行策で沸かせてくれるはずだ。~伊代はまだ16だから…のフレーズを口ずさみたくなった。

 

♤出田 竜祐(いでた・りゅうすけ)1980年(昭55)9月29日生まれ、熊本県出身の38歳。明大卒。05年スポニチ入社。芸能、サッカー、ボートレース担当を経て今年4月から競輪担当。最近やっとポケモンGOの第一世代151種類をコンプリート。