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14日開幕岸和田競輪「高松宮記念杯競輪」 勝ち上がりシステム大変更 解説

 勝ち上がりシステムが大幅に変更――。今年三つ目のGⅠ「第69回高松宮記念杯競輪」が14日から17日までの4日間、大阪府・岸和田競輪場で開催される。
 昨年は16年ぶりに東西対抗戦が復活したが、今年はバージョンアップして斬新なものとなっている。勝ち上がり方を知ることが車券的中の第一歩。今回の特集記事では変更点を詳しく解説する。


<一次予選1着で青龍賞、白虎賞へ>
 特選2つと1次予選が東西5つずつなのは従来通り。大きく変わったのは1次予選で1着になると2日目の青龍賞(東日本)、白虎賞(西日本)に進むことができること。他のGⅠにはなかった新しい試みだ。

 予選スタートの選手からは「特選の権利を取った選手には悪いけど」と前置きしたうえで「1着で青龍、白虎賞に行けるのはラッキー」と2次予選をパスできる可能性があることに歓迎する声が多く聞かれた。「青龍、白虎賞は自力型がいっぱいになりそう」と言う意見もあり、予選を走る若手の自力選手にチャンスが広がる?

 ただ昨年の高松宮記念杯1次予選は10レース中1着の決まり手は差しが6回で最も多かった。切れ味鋭い追い込み選手から狙う方がいいか。1着だけメリットがあるとはいえ「走り方が変わることはないと思う」と言うように競走スタイルに変化を及ぼすことまではなさそう。また1次予選は5着まで全員、6着は東西2人ずつ(選考順位で判断)2次予選に行けることになった(昨年は3着まで全員と4着が東西3人ずつ)。例年より勝ち上がりが緩くなったことで「負け戦になると面白くない」と言うように車券に関係はなくても5、6着争いは選手にとって死活問題だ。

<青龍賞、白虎賞が2日目に>
 青龍賞、白虎賞は長らく初日特選の名称で親しまれてきたが、今年からは2日目に移動することになった。東西ごとに初日特選の1~4着までと1次予選1着の5人で争われる。失格などがない限り、全員が準決勝に進むことができる。2次予選は東西3つずつで3着権利なのは昨年までと変わっていない。

<準決勝が東西2つ>
 昨年は東王座、西王座戦だったのが、準決勝は東西で2つずつになった。合計4つになったことで各1、2着までと3着の1人だけが決勝に進出する。3着は2日目のレース格と着順で順列がつけられるため「青龍、白虎賞に進んでないと3着では厳しい」と言う声が選手から聞かれた。

 GⅠの準決勝4レース制は2000年以降では02年日本選手権(立川)、10年オールスター(いわき平)で行われている。日本選手権はゴールデンレーサー賞、オールスターではシャイニングレーサー賞の1着が決勝にシードされていたので、どちらも2着までしか決勝に進めなかった。

 ちなみに02年日本選手権準決勝の2車単平均配当は7782円。10年オールスター準決勝は2車単の平均配当は7995円で新田祐とS班だった村上博、浅井康、村上義の実力者が3着で涙をのんでいる。特に準決勝の最終レースは大穴が出現。02年日本選手権は3連単22万円超え、10年オールスターは3連単12万円超えだった。今回も準決勝のラストは堅く収まらない?

<決勝は大穴なし?>
 昨年と同じく決勝で、ようやく東西の選手が交わることになる。GⅠ準決勝4レース制だった過去2回の決勝はどちらも荒れることはなかった。02年日本選手権は山田裕仁がVで2車単は1960円、10年オールスターは山崎芳仁がVで2車単は560円で1番人気の決着だった。岸和田で高松宮記念杯が開催されたのはこれまで3回(13、15、17年)あるが、2車単の平均配当は1367円と人気サイドで決着している。昨年の高松宮記念杯は新田祐大が大会連覇、成田和也が2着で福島ワンツー。関東ラインに人気が集まっていたため、2車単は1550円だった。