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【記者コラム】発走時刻、間隔も見直す時期

 29日からのいわき平ナイター競輪(FⅡ・10R制)は1Rの発走時刻が16時30分に変更される。昨年度の同条件開催の1Rの発走時刻が15時20分だったので1時間10分遅くなる。最終10Rの発走時刻(初日と2日目)は昨年度と同じ20時20分なのでレース間隔が短縮されることになる。
 この発走時刻変更は現行の車券投票にプラスに作用すると思う。現在のナイター開催場は昼間、他場のGⅢ、FⅠを併売するケースが多数。GⅢ、FⅠの最終レースは16時30分前後が多く、現行のナイター開催場は本場の3~4Rまで併売場とぶつかる。いわき平は併売後の発走も望める。
 98年7月に函館で始まったナイター競輪は現在16場で実施。当初は夏場を中心に開催されていたが〝単独開催〟の売り上げ効果で現在は年間を通して実施されている。単独開催効果を狙ったのはモーニング競輪、ミッドナイト競輪も同じ。昨年10月の宇都宮モーニング競輪が1~5Rまでを併売場の1R発走までに実施したのも単独開催効果を見据えたからだ。
 29日からのいわき平競輪は1Rから9Rまでは25分間隔で発走。9Rと10Rだけが30分間隔。現行の発走間隔は後半戦になるほど長くなる。これは20年以上前に発売時間を長くしないと車券を買えないファンがいたことの名残ではないか。
 売り上げ全盛時は川崎などで後半戦の車券を買うのに並んだものだ。またグランプリ当日は本紙に電話投票用の各地の電話番号を掲載(締め切り前は話し中ばかり)していたほど。それほど後半戦は混雑した。ただし現在は(残念ながら)売り場が混むこともないし電話投票もスムーズ。したがって1場発売のみの後半戦は投票後から発走まで長く感じることがある。発走時刻、間隔は他場の併売、単独開催なども考慮して見直す時期にきている。

 ♤中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)、熊本県生まれの54歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に小橋正義(引退)ら59期生のデビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋。勝負レースは5車の結束、競り、番手まくり。
 

※4月20日付け・東京版掲載