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【記者コラム】勝負師にはサウナ好きが多い⁉

 京王閣ダービーの最終日(7日)にプロボクシングの元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏(36)が場内ステージでトークショーを行った。ボクシングと競輪は強じんな足腰が共通点。ボクサーは長距離を走り込み下半身を鍛えるイメージだが、「最近はエアロバイクが主流。乳酸が脚にたまるまでこぐから競輪選手のしんどさが分かる」と長谷川氏。現役時代の裏話など軽妙なトークに耳を傾けた。
 その中で記者が特に気になったのは長谷川氏がサウナについて語ったときだ。
「勝負事をする人はサウナ好きが多いですよね。心が熱いから(笑い)」
 うまいジョークに会場が笑いの渦に包まれる中、確かに勝負師はサウナ好きが多いと妙に納得した。特に競輪選手はサウナ愛好家がずらり。代表的なサウナー(サウナ好きな人)はS級戦士の中村浩士と加藤慎平。中村はレース前の準備段階で「アップサウナ」を取り入れ、加藤は「温冷交代浴が重要」と熱弁する。
 以前、サウナ愛について2人に聞くと「サウナ後の水風呂が大事」と口をそろえる。心身共にリセットされ調和されることをサウナ用語で「整う」と言うが、サウナは血液の循環を促し乳酸を減らすなど疲労回復に効果的。ちなみに全国にある競輪場の宿舎にはサウナと水風呂が完備されている。選手間のコミュニケーションはもちろん、レース後の疲れを癒やし「整える」ことで翌日の活力につなげている。
 記者もサウナーの一人。競輪場がある温泉地では函館山の麓にある谷地頭温泉のサウナがお薦め。水風呂は平均より5度以上も低い10度!!熱さとの我慢比べに耐えた血液が一気に冷やされ体中を巡る瞬間が最高の爽快感。車券に負けて熱くなった頭も冷やしている。
※5月25日付・東京版掲載

♤小野 祐一(おの・ゆういち)1983年(昭58)10月26日、秋田県生まれの33歳。06年スポニチ入社、大阪本社で2年、08年から東京本社で競輪担当。予想ではラインの結束力を第一に、近況の動き、調子を重視して本命を決めている。