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岸和田GⅠ高松宮記念杯決勝 平原通算8回目のVへ

 平原康多が今年2回目のGⅠVへ―。大阪・岸和田競輪場で開催中のGⅠ「第68回高松宮記念杯競輪」(優勝賞金2890万円)はきょう18日、最終日を迎え11Rで決勝戦が行われる。GⅠ初の決勝戦に臨む吉田拓矢を先頭に平原康多―武田豊樹が続く関東ラインの先制が有力で平原と武田の関東黄金コンビのゴール前勝負が本線になる。一方、稲垣裕之―村上義弘の京都勢、新田祐大―成田和也の福島勢も侮れず、激戦が繰り広げられる。

 今年になっての絶対的な強さはどうだ。平原は最初のGⅠ2月全日本選抜競輪でVを飾ると、以後のビッグレース戦線でも確実に決勝戦に駒を進めている。安定して強い。まさに王者の走りだ。今大会も戦前から断然のV候補。初日の青龍賞では切り替えてのまくり、2日目の二次予選では、まくった郡司の上をさらにまくる圧巻の走り。何ら不安のない状態で迎えた東王座戦でも絶大な人気にしっかりと応えた。
 
 その東王座戦は吉田拓が強引に主導権を握り平原、武田が続く鉄壁の布陣。4番手に新田はいたが、負けられない展開だ。ただ心の中では葛藤もあった。

 「吉田君を残そう、1着は獲らないと。レースの難しさを感じました」

 直線は迫力の踏み込みで快勝。吉田は5着で決勝に進出と、結果は納得のできるものだった。

 過去、高松宮記念杯は、びわこバンクで2度のVを飾っている相性のいい大会。自力のパワーに加え、番手の走りも万全となればまさに無敵。V確率は限りなく高い。それでもさらにラインを強固にするため、経験の浅い吉田に「レースとしては失敗のレース。武田さんと一緒に指導します」と、吉田が力をさらに引き出せるようにアドバイスは惜しまない。

 さあ決勝戦、吉田がさらに強化された先行で平原、武田を引っ張っていく。まくってくる新田、稲垣を迫力のブロックで止めて直線一気の追い込み。通算8回目のGⅠVを達成する。