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【記者コラム】梅川デビューVへ「風を切る」

 来月の開催から新人が全国各地で続々とデビューを飾る。ホームバンクの京王閣(3~5日)で晴れのデビュー戦を迎えるのが梅川風子(ふうこ=26、写真)。在校成績3位。ガールズ選手では小林優香以来となる、記録会で優秀な成績を残した生徒に与えられるゴールデンキャップを獲得。その後、卒業記念を制した期待のレーサーだ。

 すでに京王閣バンクには梅川の横断幕が張られている。好きな言葉を入れてほしいのリクエストに迷わず「風を切る」を選んだ。その理由を「レースでは積極的に先頭で風を切って先行したい」と話す。デビュー戦では徹底先行を貫いてメキメキと力をつけてきた高木真備と対戦する。「高木さんと先行で勝負したい。ただ先行争いをするだけなら誰でもできる。先行争いに勝った上で結果も残す。やれる自信はあります!」と言い切った。師匠の内田玄希(36=94期)は「本当はもっと強くなると思っていたんだけどね。デビュー戦では全力を出し切れるように頑張ってほしい」と辛口のエールを送る。

 スピードスケート出身で今は長野から東京に出てきて一人暮らしの生活を送っている。「デビューに向けて順調に調整できています。ここまで苦労したこと?ごはんの支度が大変で…。いや、そんなことは大したことじゃないですよね」と明るく笑う。

 今回デビューするガールズは6期生で上位の層は年々厚くなる一方。一つ上の5期生でデビュー戦で優勝した選手はいない。荒川ひかり、林真奈美の準Vが最高。梅川が「風を切って」デビューVを狙っていく。
※6月29日付・東京版掲載

♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの53歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。13年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。難解を極めるガールズ一般戦を本線で仕留められるように総力取材で臨んでいる。