ニュース

【記者コラム】将棋公式戦29連勝の藤井四段 では競輪界の連勝記録は?

 将棋界は史上最年少棋士、藤井聡太四段(14)の快挙に大盛り上がり。公式戦の新記録となる29連勝。それもデビューから無敗で達成。中学生棋士の大局観、構想力がキャリアで勝る先輩棋士たちを圧倒した。連勝記録は30に届かなかったが日本中が藤井フィーバーに沸いた。

 では競輪の連勝記録はどうだろう。記録集を調べると〝ロスの超特急〟坂本勉氏(57期=引退)が86年に打ち立てた35連勝が最高(83年4月の制度改正後)。新人リーグ21勝、A級9勝、S級5勝と勝ち続けた。S級最多は本紙評論家・吉岡稔真氏(65期=引退)が94年に記録した18。〝F1先行〟の異名を持ち、圧倒的なスピードで勝ち星を積み重ねた。デビューからの連勝は〝平成生まれの怪物〟こと深谷知広(96期)の20が歴代1位だ。


(90年KEIRINグランプリを制した坂本)

 一方、ガールズは3月に梶田舞(104期)が記録した24が最高。昨年の立川ガールズGP優勝を含んでおり価値がある。負け知らずのクイーンは25連勝を懸けた一戦で従来の記録を持っていた小林優香(106期)に敗れて連勝街道ストップ。ちなみに小林優はデビューから22戦負けなしの記録を持っていたが梶田に初黒星を喫した。互いの記録を止め合う2人は熱いライバル関係だ。


(16年ガールズグランプリに優勝した梶田)

 現在の競輪界は短期登録で来日している海外選手が勝ちっぱなしの状態。圧倒的な脚力を見せつけているパーキンス(オーストラリア)やボス(オランダ)は1着固定で買いやすくファンから絶大な支持を得ている。2人は「目の前の一戦、一戦に集中。その積み重ね」と共に話す。7月からは将来性が有望な新人選手たちが続々とプロデビューした。今後、大記録を塗り替えるスターが誕生するか。

 ♤小野 祐一(おの・ゆういち)1983年(昭58)10月26日、秋田県生まれの33歳。06年スポニチ入社、大阪本社で2年、08年から東京本社で競輪担当。予想ではラインの結束力を第一に近況の動き、調子を重視して本命を決めている。

※7月6日付・東京版掲載