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【記者コラム】アドバイス効果・松尾信太郎が復調宣言

 12日に幕を閉じた奈良競輪の「DMM競輪カップ・チャリロト賞」のS級決勝戦は天田裕輝が2角まくりを決め優勝。過去記念Vを飾った得意のバンクで躍動した。「準決で元のギアに戻して感触が戻った」ときっかけ一つで動きが良くなり結果を出した。

その奈良の決勝戦で4着となった松尾信太郎(34・92期=福岡、写真)も復活をアピールした一人だ。
 初日予選は九州勢山崎翼の先行に乗る番手戦。元砂勇雪のまくりに合わせ番手まくり。3~4角はもがき合いで力負けしたが、2着に好走した。

「余裕はあったし元砂君を苦しめたレースができました」と明るい表情。
 低迷した時期もあったが、前回の富山記念から復調の手応えをつかんだ。そのきっかけは富山記念で九州の先輩にアドバイスを受けてからだった。

「富山記念の3日目に合志(正臣)さんと山田英明さんに乗り方を見てもらってセッティングを換えたら、すぐに効果が出ました」。最終日は強襲劇で1勝と見事な追い込み脚を披露。

「ここ1年悩んでいたけど、いい時の感覚が戻ってきました」とにっこり。
 その言葉を裏付けるように奈良の準決は逃げる久米康平ラインの3番手で佐藤友和―伏見俊昭のまくりを浴びながら、切り替え気味に突っ込み3着。「余裕はありました」と久々にファイナルへ進出した。

決勝戦は悩んだ末に、坂本修一―友定祐己の岡山ラインの後ろを選択。目標が不発となったが、直線で鋭く伸びて4着に入線。

「あの態勢で3着の神田(紘輔)君といい勝負ができた。本当に感じがいい」

完全復調の手応えをつかんだ今なら軽視できない。次走出走予定の弥彦記念(7月29~8月1日)では穴党として好配当も狙える。
(下野 章雄) ※17年7月19日付・大阪版掲載