【記者コラム】ガールズ19歳小林彩乃 次こそ持ち味生かせ

 トップ選手はサマーナイトに集結し、同時期に開催されたガールズ戦は手薄なメンバー構成に。前橋(15~17日)では小林彩乃(19)、中西叶美(20)、成田可菜絵(30)がデビューした。注目は地元の小林。在校成績は11位。高校時代は自転車競技で活躍、アジアジュニア選手権でチームパーシュート2位の実績を持つ。

 「地元でデビューできるのはうれしい。競技で団体追い抜きをやっているので追走技術には自信がある。自力?学校時代はほとんど動いていなかったし、位置取りとタテ脚を生かして戦っていきたい。自力はあまり考えていない」。師匠の桜井学(84期)はデビュー戦のメンバーを見て「まくりくらいは出せるんじゃないの」と言うものの作戦は本人任せ。「位置取りのうまい戸田みよ子さんとの勝負になるんじゃないかな」の見立てだった。

 そのデビュー戦。道中は4番手を確保。打鐘で仕掛けた山本レナを誰も追いかけず、逃げ切り。戸田が最後に伸びて2着。小林は後方のまま6着。「力を出せず終わったのが悔しい。多くの人が応援に来てくれたのに…。初日の分まで2日目は動く」と元気よく話していたが、慣れない戦法に動くタイミングをつかめず7着。最終日こそ逃げた元砂七夕美の番手から3着に入ったが⑥⑦③のホロ苦い地元デビューだった。

 一つ誤算だったのが強い自力選手が土屋珠里くらいしかいなかったこと。マークする相手が不在で持ち味を生かせなかった。次回の久留米(24~26日)には小林優香、山原さくら、加瀬加奈子らがいる。今度は持ち味を発揮して地元戦の悔しさを晴らしてほしい。

 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの53歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。13年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。難解を極めるガールズ一般戦を本線で仕留められるように総力取材で臨んでいる。