あす名古屋FⅠスポニチ杯開幕 レース展望

 名古屋競輪のスポーツニッポン杯はあす8日に開幕。ボス(オランダ)、ウェブスター(ニュージーランド)の海外勢が世界のスピードで主導権を握りそうな3日間。対する国内勢も生きのいい若手がそろった。中部代表の川口=西村が決勝そろい踏みで大和魂を見せつけるか。

<ボス 今シーズン4V 剛脚でねじ伏せる>
 ボスはご存じ04年アテネ五輪スプリントの銀メダリスト。日本の競輪には03年、当時19歳のときに初参戦。07年まで活躍し、その後は09年シーズンからロードレースへ転向。15年にトラックレースへ復帰すると、昨年7月、久しぶりに日本のバンクを踏んだ。

 今シーズンはすでに4V(エボリューションを含む)。これはパーキンス、ブフリに並ぶ優勝回数で、昨年以上の強さを見せている。6月の大垣国際トラック支援競輪(GⅢ)にも参加。パーキンス、ドミトリエフと共に順当に決勝戦に駒を進めると、決勝戦はラインの先頭で主導権を握る活躍ぶり。国内勢の抵抗によりラインは分断されたが、それでもパーキンスのGⅢ連覇に貢献したことには違いない。その後は松戸、京王閣、千葉で3場所連続の完全V。7月の武雄こそ4着に敗れたが、福井記念の最終日に行われたエボリューションは力の違いを見せつけての圧勝劇だった。

 初来日となったウェブスターとの同時あっせんは今回が初。2戦目に優勝を飾るなど早い適応力を見せているが、経験値ではやはりボスが一枚も二枚も上手。6月の松戸決勝ではドミトリエフにも前を回さなかった。そして優勝。今回も自力の攻めに徹して、ファンの声援に応えるとみた。

<川口 大和魂で海外勢に待った>
 英語ペラペラ?いや、たぶんそうではない。しかし国際競輪では海外勢に自ら歩み寄り、フレンドリーに会話を始め、肩を組み合い、報道陣の写真撮影に応じる…。おちゃらけ?まあ、そうとも言う。ただ見てるこちらが頼もしく思えるほどの行動力と、気持ちの強さは紛れもなく本物。きっとレースにもそれが現れているのだと思う。
 予選スタートのS級2班。おのずと予選から外国人と対峙(たいじ)する機会が多い。脚力負けは仕方ない。それでもいつもどおりの強気のレース運びで主導権を奪い、確定板入りを果たす。それが川口の持ち味であり、国際競輪に対しての対応力の高さである。
 ムードメーカーとして突撃隊長として国内勢をリード。燃えたぎる大和魂で海外勢の独走に待ったをかけるか。