ニュース

【記者コラム】トップ選手相手に地元V・鈴木美教に注目

 19~21日の静岡ガールズは112期の新人・鈴木美教(みのり=22)が地元V。デビュー戦の千葉に続き早くも2度目のVを決めた。千葉は伊東・サマーナイトの裏で主力選手がいなかったが今回は山原さくら、小林莉子、鈴木奈央らトップ選手を相手に堂々たる勝利だった。

 千葉では完全Vだったが今回は①未❶。予選2はスタート直後に山原さくら、坂本咲が落車するアクシデント。再発走となるところが、坂本が頭部打撲の診断で欠場となり、レース自体が取りやめとなった。決勝への勝ち上がりはガールズ初の抽選に。選手管理室に集まった6人が抽選器を回していく。1から100の数字が書かれた玉で低い番号を引いた選手が上位。2番目に回した鈴木美は「31」。先に引いた山原が「28」で鈴木美は少し表情を曇らせたが、結果は4番目で決勝へ。初日に1着だったポイントも加わり、仮に6番目でも決勝に進めたが緊張する一瞬だった。ちなみに一番は「21」を引いた門脇真由美。44歳、ガールズ最年長選手は引きも強かった。

 抽選を終えた鈴木美は「地元で応援に来ている人もいたし走りたい気持ちは強かった。ただ、これはこれでいい経験になった。決勝は地元だし思い切り走りますよ」と元気良く話していた。その言葉通り、中団から迷いなく仕掛けたことで逃げた田中まいの番手に入り、先にまくった山原を追いかけて鮮やかに抜け出した。機動力があり、レース運びも巧み。在校成績は5位だが、まだまだ伸びそう。きょう31日が初日の松阪での走りも注目だ。

♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの53歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。13年、競輪の現場に21年ぶりに復帰。難解を極めるガールズ一般戦を本線で仕留められるように総力取材で臨んでいる。

※8月31日付・東京版掲載