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明日から岐阜GⅢ「長良川鵜飼カップ」みどころ 平原巻き返しなるか

 開設68周年記念岐阜競輪GⅢ「長良川鵜飼カップ」は、あす7日から10日まで4日間にわたって開催される。S級S班3選手のほか好メンバーが出場。平原康多、後閑信一、竹内雄作、浅井康太、山崎芳仁、中川誠一郎、大塚健一郎、坂口晃輔、野原哲也ら楽しみな顔ぶれがそろって連日、熱戦が繰り広げられる。最終日(10日)第9Rの「KEIRIN EVOLUTION」ではブフリと脇本雄太が国際ルールで激突。注目度の高い一戦からも目が離せない。

 実力No・1の平原(=写真上)が巻き返しを図る。1月大宮記念で完全V、2月取手全日本選抜で7回目のGⅠ制覇を果たすなど年頭から安定した走りを続け、輪界最強のオールラウンダーと称されるほどに評価がアップ。8月いわき平オールスターのファン投票では自身初となる1位に輝き、人気の高さによっても今年の充実ぶりを改めて証明した。

 そんな平原だが、今年後半に入ると勢いにブレーキが掛かった。4月、7月初めと落車が続いた影響もあってか、直近2場所のビッグでは結果を出すことができなかった。7月伊東サマーナイトFでは初日、最終日と2勝を挙げたが準決5着でファイナル進出に失敗。8月オールスターでも初日ドリームレースで6着。5着なら権利を得られたシャイニングスター賞進出を逃すと、2走目は二次予選で3着。辛くも準決に進んだが、ここで落車を誘発。自らも転倒して失格となり、今年のGⅠでは4戦目にして初めて決勝進出を逃した。その後は1場所を欠場し、ここまでは中22日。今年前半に示した堅実さを取り戻すべく、ここでしっかりと立て直したい。自力を基本にしつつ、関東同士の後輩との連係も視野に入れて勝利を目指す。

 後閑は自らも動けるが、ここは埼京で平原との連係に集中。平原マークは6月久留米記念の初日特選、2日目優秀戦以来で、いずれも1着の平原とワンツー。抜かりなく呼吸を合わせて続き直線勝負に懸ける。

 地元での記念制覇に燃えるのが中部の強力先行・竹内(=写真上)だ。ビッグでは16年GⅡ富山共同通信社杯ですでに優勝を経験。しかし、記念GⅢでのVはまだない。ここで結果を出したい気持ちは強いはずだ。ホームバンクは岐阜ではなく大垣。3月の記念では決勝に進んだが中団で内に詰まったまま力を出し切れず6着。その悔しさも、ここでしっかりと晴らすつもりでいるか。後ろは浅井と坂口の三重勢でラインも強力。固いガードを味方に、積極果敢に仕掛けて力を出し切る。

 もちろんS班の浅井(=写真上)にも優勝の期待は掛かる。今年のGⅠでは4回のうち3回決勝へ。直近の8月いわき平オールスターは竹内と坂口も勝ち上がり、先頭の深谷知広と中部4車で連係した。レースでは番手を回った竹内が勝負どころを前に落車。予期せぬ事態となったが3着に入り表彰台に上がった。前走豊橋記念での途中欠場は気になるが、調子が上向けばVチャンスは十分とみていい。

 山崎も地元GⅠのオールスターで決勝へ。一次予選スタートから気合の走りで勝ち上がり存在感を示した。連日目標があったオールスターとは違い、今シリーズは自力での戦いとなりそう。タイミングを計って仕掛け、底力を示す。

 九州勢はダッシュいい中川と差し脚切れる大塚のほか井上、北津留が主力の一角。中川は前走小田原記念で決勝を外したが、カマシ、まくりでシリーズ2勝を挙げた動きは悪くなかった。落車負傷後3場所目の大塚も前走青森FⅠの準決では直線で鋭い伸びを見せ1着。復調途上でも戦える状態と判断していいだろう。近畿の若手機動型で勢いのある野原にも注目。5月以降にFⅠで3V。記念でも積極的な走りで力を発揮しており関心度は高い。