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武雄GⅡ共同通信社杯 諸橋 努力でつかんだビッグ初V

 諸橋がビッグ初優勝――。GⅡ「第33回共同通信社杯競輪」の決勝戦は19日、佐賀・武雄競輪場で行われ、平原康多を追走した諸橋愛(40=新潟・79期)がゴール前で伸びて優勝。賞金2130万円を獲得した。諸橋のビッグレース(GⅡ以上)優勝は初めて。2着は平原で2車単❹―❸1460円(5番人気)の決着だった。この優勝で諸橋の今年の取得賞金額は7位に浮上した。

 デビュー21年目の諸橋がビッグ初優勝を飾った。「正直(優勝の)実感がない。普通に1着を獲った感じ」。関東勢ら選手仲間による歓喜の胴上げに舞った諸橋が表彰式に笑顔で現れた。

 決勝戦は最強のオールラウンダー・平原を信頼して臨んだ。「シミュレーションどおりに走れたけど4コーナーを回っても(平原を)抜ける感じがしなかった。しかし(平原が内に行く動きに)冷静に対応できたし最後に伸びて」ゴール直前で平原を差した。勝利を確認するとガッツポーズ。

 今年8月1日の弥彦記念で地元記念を初優勝。7月に40歳になり、選手生活20年の思いが駆け巡ったのか、表彰式では感極まるシーンもあった。その1カ月半後にGⅡの初優勝劇。

 「自分は天才肌ではないので40歳を過ぎても努力して諦めなければ(ビッグVを)狙える時がくる」と信じて競輪に打ち込んだ努力が一つ実を結んだ。「若い時は無我夢中でやってきたけど今は自分に足りない事の一つ一つに取り組んでいる」。選手生活20年間の言葉には重みがある。

 この優勝で今年の取得賞金額も7位に急浮上。「GⅠタイトルとグランプリ出場が目標なので一歩近づいたのかなという感じ。(グランプリは)狙える位置まできたと思う。今年の残るGⅠはもちろん一戦一戦を頑張りたい」。
 安定感ある位置取りと確かな差し脚を持つ諸橋は、今年後半戦に注目される1人だ。

 ♤諸橋 愛(もろはし・めぐむ)1977年(昭52)7月21日生まれの40歳。新潟県西蒲原郡出身。県立吉田商高卒。97年4月プロデビュー。通算成績は1680戦322勝。通算取得賞金は5億7781万円。主な優勝は第33回共同通信社杯競輪(17年)。1㍍72、75㌔。血液型O。