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【記者コラム】浅井の初弟子 伊藤稔真初V! 兄・裕貴の広島兄弟連覇に注目

 少し前の話になるが、共同通信社杯決勝の平原康多の走りにはしびれた。渡辺一成が村上義弘を叩いて先行。この時点で番手を回った新田祐大のV確率は99%だったと思う。それを全開カマシからスピードを殺さず、新田が外に持ち出した瞬間、内をズブリ。最後は諸橋愛に差されて2着に甘んじたものの、個人的には今年最高のレースだったと思っている。平原自身もこの1走でオールスター準決勝での失格の汚名を返上できたのではないだろうか。

 レースの借りはレースで返す。ファンが選手に望んでいるのはそれだけ。選手に対するペナルティー強化なんて望んでないし、関係ないのだ。それでも業界への不信感が完全に消えないのは、やはり失格や打鐘前の落車などに対する車券保証、すなわち返還制度がないからだと思う。何度でも書かせてもらいます。ファンがもっと安心して車券を購入できる環境をつくってください!

 話題を変えます。四日市北勢グループの新鋭で、浅井康太の初弟子でもある伊藤稔真が、10月1日の広島競輪でデビュー初優勝を飾りました。

 「最終日は変なレースになってしまいましたが、優勝できたからいいって言われました」

 実兄は100期の伊藤裕貴。その裕貴にメールをすると「本当に良かったです。兄弟で広島連覇できるように頑張ってきます!」という返信が返ってきた。素晴らしい兄弟愛だ。

 現在、広島競輪ではFⅠ戦が開催中。2班だが得点枠で特選シードと、優勝を目指すには最高の流れ。きょうの準決勝戦が本当の勝負となる。何としても勝ち上がりを決め、有言実行といきたいところだろう。 

(岡田 光広)※10月4日・大阪版掲載