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【記者コラム】大石崇晴 連続Vで再始動‼

ハイレベルの109期生。その中でも出世争いはグレードレースでも存在感を示す太田竜馬が完全にリードの感だが、他にもGクラスで活躍できる選手が目白押し。特に大石崇晴(25=京都)は現在A級2班ながらダッシュ力はきらりと光り、すでにS級でも通用する天性のさえがある。
今年1月にはS級特別昇級へ王手をかけたが失敗。その後は度重なる落車に加え、ヘルニアなどで体調を崩していた。しかし、ここへ来て再始動。
10月に入ってから富山、奈良で2連続優勝。復活をアピールした。ともに決勝戦は2着に5車身と4車身差を付ける圧勝劇だった。
直前の奈良(10日~12日開催)は近畿合宿に参加した後の追加配分での出場。ハードな日程になったが、「合宿の疲れはあるけど問題はないと思います」と不安はない様子。予選は当然ながら実力の違いを見せて完勝した。
準決は磯島康祐とのもがき合い。何とかねじ伏せて3着でファイナル進出。「(鐘で)合わせられたけど、磯島さんを出させたのが失敗」と組み立ての甘さを反省していた。
消耗戦の激しいレースでヘルニアの影響も心配されたが、「朝起きる時に少し痛むけど、走る分には大丈夫ですよ」とにっこり。
決勝は石口慶多―大井啓世とは近畿別線となり単騎の競走。赤板では同期の林大悟ら2人が落車するアクシデントがあったが最終ホーム前から強烈にスパート。圧勝劇で連続Vを飾る。まだ万全ではない状態でも一気に前方集団をのみ込む出脚とスピードは見事だ。一緒に練習した元砂勇雪も「ちぎられました」と苦笑い。その実力を認める。
父の大石大二郎氏は元プロ野球選手で盗塁王になった俊足の持ち主。息子の崇晴も輪界のスプリンターとして大きく羽ばたこう。(下野 章雄)

※17年10月18日付・大阪版掲載