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【記者コラム】ナショナル不在!? 若手の台頭あるぞ

 新年明けましておめでとうございます。昨年は新田祐大(31=福島)、渡辺一成(34=福島)がGⅠで2勝あげ後半はナショナルチームが幅をきかせていました。今年の競輪界もナショナルチームが中心となるかというと、ちょっと様子が違っています。

 新田が「(18年は)競輪の出走本数が減ってくると思う」と話していたように1月はナショナルチームは海外合宿のため不在となっています。河端朋之(32=岡山)も昨年末の広島記念で「2月もアジア選手権と世界選手権に向けての合宿がある。(競輪は)3月に走ると思う」と言っていて現在はあっ旋予定が入っていません。渡辺一と深谷知広(27=愛知)は今年最初のGⅠ全日本選抜(四日市・2月9~12日)出場を辞退しました。2月中旬のアジア選手権(マレーシア)でポイントを取らないと世界選手権(オランダ・2月28日~3月4日)に出場できなくなるためです。ナショナルチームは世界選手権が終わるまでは自転車競技中心となり、国内の競輪を走る機会がほとんどない状況となっています。

 最大の目標である20年の東京五輪へもう2年を切りました。今年の秋にW杯が始まると再び世界を渡り歩くことになる。後半もナショナルチームは競輪を走る機会は減っていくことになります。昨年と同じようにナショナルチームの選手が賞金でGP出場権を手に入れるのは厳しくなっていくはずです。

 ナショナルチームの強力な自力型の不在期間が長くなれば競輪界はますます激戦となっていく。こんな時こそ若手の自力型が台頭してきてほしい。個人的には太田竜馬(21=徳島)に期待しています。昨年末のヤングGPは惜しくも2着でしたがスピードは上位でも通用するものを持っています。近畿では古性優作(26=大阪)に注目。初戦の岸和田FⅠは残念ながら優勝を逃しましたが、今年は大きなことをやってくれると信じています。
(亀田 克也)

※18年1月3日付・大阪版掲載