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【記者コラム】平塚ダービー5回目に名を刻むのは誰か

 平塚競輪場でGⅠ最高峰の「競輪ダービー」が行われている。平塚競輪場でのダービーは07年3月以来、11年ぶり5回目となる。

 最初のダービーは86年3月。優勝は滝沢正光氏(現・日本競輪学校長)で滝沢の全盛時代だった。ちなみに翌87年の滝沢の年間勝率は80%。もちろん88年からこの数字を超えた選手はいない。ちなみに記者が競輪担当になったのが87年。〝滝沢の頭で2着に誰を買うか?〟が勝負車券だった。

 2回目は90年3月。坂本勉―俵信之―佐藤正人の北日本ラインで上位独占(優勝は俵)を決めた。神山雄一郎がダービー初出場、初特選シード、初決勝で話題を集めたシリーズ。

 3回目は03年3月。山田裕仁が02年に続いてダービー連覇。94、95年の小橋正義に続く偉業だった。準決勝は神山雄一郎、吉岡稔真、山田裕仁が3本柱でファンを沸かせた記憶が残る。

 4回目は07年3月。06年12月にグランプリを優勝した有坂直樹がGⅠ初制覇。決勝戦に進出したメンバーには平原康多、村上義弘、渡辺晴智らの名前が残るだけに記憶に新しい。

 ダービーはGⅠ最高峰にランクされるだけに優勝者の言葉も記憶に残る。「ダービーを勝つことを目標に選手になったのでうれしい」と語った鈴木誠。「日本選手権を優勝できてうれしい」と過去4度語った村上義弘。ちなみにダービー最多勝は村上義弘と吉岡稔真の4回。

 今回の平塚ダービーはきょう3日目を開催、勝ち上がり選手は2走目を迎える。もちろん二次予選、準決勝と続く勝ち上がりも面白いが、6日制の特別競輪は負け戦レースが多いだけにその中でも動きの良かった選手を探すのも車券の魅力。きょうの5Rは南がまくって沢田が差す❾❸流しが妙味がある。

 ♤中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)7月13日生まれ、熊本県出身の55歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に坂本英一(栃木)ら59期生のデビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋30年。通算車券購入額上位選手①神山雄一郎②鈴木誠③小橋正義。
※5月3日付東京版