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【記者コラム】20年は研太朗の年!ビッグでも躍動だ

 〝始めよければ終わりよし〟新年の一発目は誰しも好スタートを切って波に乗りたいもの。地元戦とあればなおさらのことだ。
 1月3日から小松島競輪場で開催された「第20回義経ドリーム杯争奪戦(FⅠ)」で原田研太朗=写真=が始動を開始した。昨年の同大会も❾①❶で優勝を飾るなどディフェンディングチャンピオンとして負けられないシリーズ。

 

 昨年は一時期、競走得点を106点あたりまで落としたが、現在の競走得点は115点台までグンと回復。

 

 「一時は気持ちも練習も身に入ってなかったけど、真面目に練習に取り組んできた成果ですね。今は自転車に乗っている時が一番リラックスしています。昨年同様S級の最多勝もあげたいし、特別で活躍したい」

 

 初日の特選は四国勢が4人もそろいライン的には有利な戦い。竹内雄作に赤板過ぎにいったん、突っ張られる形となったが、6番手に下げて豪快なまくりでのみ込む。後ろに続いたライン3人まで連れ込む横綱相撲で人気に応えた。
 マークした同県の阿竹智史が「研太朗の4コーナーからの踏み直しがすごかった」と原田の強さに脱帽。圧倒的な支持を集めた準決はホーム前から早めの仕掛けで楽々勝ち上がった。

 

 「新年、一発目なんで笑って終わりたいですね」と臨んだ決勝戦もワンマンショー。正攻法からすっと下げて7番になったが、先まくりの野田源一の上を素通りする豪快ショットで昨年に続き連覇を達成した。

 

 「今年もいいスタートを切れました。同期の松浦((悠士)君がGPに出たし、僕もそこを目指して頑張りたい」

 

 今年のGⅠ初戦は2月豊橋の全日本選抜だが、その前に追加参戦となった和歌山記念でも勢いを示したい。(下野 章雄)

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