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【西武園GⅢ】野口 記念初優勝

 西武園競輪の開設71周年記念GⅢ「ゴールド・ウイング賞」は18日に決勝戦が行われ野口裕史(37=千葉・111期)が記念初優勝を飾った。
 レースは町田―園田―村上―高橋―守沢―宿口―野口―岡村―萩原で周回。赤板前から野口が上昇すると高橋も合わせて前へ。打鐘前に野口―岡村―萩原が仕掛けると村上が4番手。5番手以降は高橋―守沢―宿口―町田―園田。打鐘過ぎ2Cから町田―園田が巻き返すが守沢のけん制もあり不発。4番手の村上が最終2角過ぎに捲るが岡村の横までで不発。さらに高橋―守沢で捲るも不発。野口―岡村―萩原の南関ペースで直線に入り野口が押し切る。岡村が2着。
 野口は「レースの組み立ては自分が想定した流れの一つになった。今回は4日間とも最終バックを取ろう(先行)と思っていたし、(前3日間の)疲れはあったが自分のレースをしようと。自分が勝てるとは思ってなかったし、うれしい」と記念初優勝の喜びを笑顔で語った。そして「師匠(武井大介=千葉・86期)と家族のおかげです」と周りのサポートに感謝した。
 順大時代にはハンマー投げで活躍。後に競輪選手の道を志して34歳でプロデビュー。「若い選手相手で大変だけど負けないように頑張る」オールドルーキーはデビューから4年足らずでGⅢ優勝を飾った。
 「自分は年齢もあるし、自分のスタイルを貫きたい。勝ち負けもあるけど自分の走りをしたい」。次走の京王閣ダービー(日本選手権)へ弾みをつける完全Vだった。
 

 ♤野口 裕史(のぐち・ひろし)1983年(昭58)5月3日生まれ、北海道北斗市出身の37歳。順天堂大卒。17年7月プロデビュー。通算成績は322戦148勝。1㍍77、98㌔。血液型A。
 

 ◆次走 優勝した野口裕史、2着の岡村潤、3着の守沢太志の3人とも5月4~9日の京王閣GⅠ日本選手権。

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