松山競輪の「開設70周年記念金亀杯争覇戦(GⅢ)」は3月12~15日の日程で開催される。

 

 今シリーズも無観客で電話、ネット投票のみの発売となる。東西を代表する実力派の平原康多、松浦悠士を主軸に豪華メンバーが集結。地元Vは譲らないと渡部哲男、松本貴治の気迫の走りからも目が離せない。
 

抜群の安定感誇る

平原 康多

 
 平原がシリーズを引っ張っていく。今年は地元の大宮記念VにGⅠ全日本選抜の決勝戦2着。直前の奈良記念でも決勝2着と抜群の安定感を示している。松山バンクは過去に全日本選抜Vがあり相性は抜群。自力はもちろん、マーク戦でも迫力はピカイチだ。層の厚い中四国勢を力で封じる。諸橋が続く。

 

 SS班の松浦は全日本選抜決勝で落車。今回が復帰戦となる。調子に不安はあるが、そこは抜群のレースセンスでカバー。メンバー構成によっては太田、松本をマークすることが可能で、他派のまくりを巧みに止めて抜け出す。地元の渡部が強力な中四国の自力選手を得て連覇なるか。調子を上げてきた太田、松本の押し切りは狙える。

 

 南関東勢の自力の根田、鈴木がパワー発揮。SS班の村上は稲毛の積極駆けを目標にしての走り。九州勢は山崎が飛ばしていく。中川がマークから浮上へ。