京都向日町競輪のS級シリーズ「ムコリン・ムッチー賞(FⅠ)」は5月25日に開幕。
絶好調の真杉匠を先頭に武藤龍生=写真=、河村雅章らが結束する関東勢が強力布陣。
近畿も地元・高久保雄介に、パワー型の中井俊亮が連係して徹底抗戦。さらに復活期す山田諒、伊藤裕貴の中部勢や、捲り強烈な簗田一輝も控え激戦。間隙(かんげき)突く追い込み陣もそろった。
白熱の攻防から目が離せない。
真杉―武藤で強力タッグ |
今、最も勢いあるのが真杉だ。
先のGⅠの京王閣ダービーで並み居る強豪相手に連日、果敢に逃げて堂々決勝戦へ進出。決勝こそ内でかぶったままで敗退したが、積極性と強じんなパワーは見事の一語。同型を蹴散らしぶっ飛ばすが、武藤に競走得点トップの安定感。1月当地で古性優作ら相手にVの走路実績もあり、真杉の番手戦から鋭く抜けだし中心の座へ。
河村の底力も相当なモノ。得意の捲りだけでなく、関東結束で好位戦もあり単穴級だ。
当地なら高久保が主役は譲れない気合で臨む。本領の自力駆けだけではなく、メンバー次第では差しも可能。タテ攻撃が光る中井との近畿タッグで関東勢を粉砕のケースも。その際は堅実に運ぶ鷲田の好走に注。
山田は2月高松記念の落車で右膝骨折、じん帯部断裂の大ケガ。しかし、立ち直れば怖く、差しもこなす伊藤とともに依然単穴級。