◆8月8日~10日 ミッドナイト競輪開催◆

<A級1・2班戦>

 激戦模様だが近況成績では吉川嘉斗(徳島・109期)がややリードする。決勝での勝負強さが目立ち、今年は12回ファイナルに進んで3V、2着4回、3着1回。今期の7月2場所は6走の全てで確定板入りした。組み立ては先行まくりの自力勝負を基本に、流れ次第で別線分断など器用な対応が可能。ラインの同型がいれば番手でのレースもこなせる。ここは同県の斎藤仁(徳島・83期)の前で動くレース。好機に仕掛けて押し切りを狙う。

 

 近畿は前期S級の3人。ハイパワーの藤井昭吾(滋賀・99期)を先頭に真田晃(兵庫・86期)、山崎光展(京都・93期)で連係とみる。藤井は7月降級後の3場所で結果が出ていないが、積極的な仕掛けが目立ちレース内容はまずまず。ラインの厚みを生かせるここでは、しっかりと実力を発揮。今期初Vへ加速する。後ろは点数順なら真田―山崎の並び。真田は追加を受けて中3日での参加。直近2場所で落車と落失が続く山崎は、ここで悪い流れを断ち切りたい。

 

 地元優勝の期待が掛かるのが岡山の坂本修一(99期)と多田晃紀(103期)。坂本は自分でも動けるが、多田との連係が可能になれば前を任せるはず。光畑政志(84期)も地元でのレースに気合。自力型2人との連係で浮上を狙う。

 

 九州は名川豊(99期)、穴井利久(65期)、鶴良正(111期)の福岡勢と徳永哲人(100期)、塚本大樹(96期)の熊本勢。名川は若い鶴の積極先行に乗ると展開有利。直近5場所で決勝に進み1V、決勝2着1回と安定している徳永は、まくりを主体にした仕掛けで好勝負。

 

 東日本で注目は染谷幸喜(千葉・111期)の積極駆け。今期初戦の弥彦ミッドナイトで逃げ切り3連勝を決めて1、2班戦初V。ここも先制して力を出し切れば浮上。南関連係で石川英昭(静岡・75期)が染谷に続き直線勝負。旭啓介(86期)、萩谷直正(69期)の神奈川勢も染谷との連係が考えられる。

 

 北日本は宮城の2人。底力ある菅田和宏(88期)が自力で仕掛け、その後ろに差し脚に切れのある泉慶輔(宮城・99期)。関東の主力は舘真成(98期)、小室貴広(75期)の茨城コンビだが、自力で仕掛ける舘は今期初戦の伊東で落車負傷。その後1場所を欠場しており、ケガの影響が気になる。

◆今開催・注目の選手◆

❶藤井昭吾 玉野では2年前(16年9月)の記念で初日一予、最終日と逃げて2勝を挙げている。自信の走りで格上の力を発揮したい。

❷坂本修一 1月にS級から下がり、その後のミッドナイト初出走となった6月高知で優勝。積極的な多田を目標にできれば展開も味方する。

❸菅田和宏 玉野ではS級(FⅠ)で決勝進出の実績も。直近2場所は乱調気味だが力は確か。本来の動きならV争い必至。

◆玉野バンクの傾向◆

 400走路でも、やや円に近く直線が短め。海風が強いが、ミッドナイトの時間帯は弱まる分だけ先行有利と言えそう。地元自力選手によると照明が他場よりも明るく綺麗で、夜のレースでも違和感なく走りやすいとのこと。