逆境乗り越えろ |
浅井 康太 |
昨年は落車、失格、ケガという負のスパイラルにリズムを大きく崩し、11年以降君臨してきたS級S班の座を守り切ることができなかった。昨年12月の別府記念決勝では最終コーナーの接触により落車。再乗してゴール線を9着でゴールしたものの、ろっ骨3本と左鎖骨を折る大けが。広島記念、和歌山記念の欠場を余儀なくされた。
戦線復帰したのは1月末のいわき平記念。初日特選は単騎ながら山田英明の仕掛けにうまく乗り、復帰戦を白星で飾ったものの、準決勝では前で起こった落車事故に巻き込まれて再乗7着。4日間を走りきれずにいわき平を後にした。
昨年末に人生初の鎖骨骨折を経験したばかり。その後の経過が心配されたが、SNSでは大けがではなかったことを自ら発信。その後の取材やスポニチコラム〝虎視眈々(たんたん)〟でも前向きなコメントを残している。
「ダメージは少なからずありますけどね。落車が続いたことで、自分自身と向き合う時間もできたし、進化はし続けますよ」
豊橋は18年10月のちぎり賞争奪戦(GⅢ)で優勝。昨年10月29日に行われた地区プロ自転車競技大会では柴崎淳、伊藤裕貴と共にチームスプリント第3走者として出場して優勝。5月の全プロ自転車競技大会への出場権を獲得するなど、バンク相性は非常にいい。
思えば昨年大会の準決勝(失格)が逆境の始まりだった。いずれ地元地区開催のGⅠ戦では負けられない立場。中部一丸となり、強力遠征陣を迎え撃つ。
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