GI2勝目照準 |
松浦 悠士 |
昨年の競輪祭でGⅠ初優勝を飾り、夢舞台・KEIRINグランプリへの出場権を獲得。ナショナルチーム不在の間の競輪界を共にリードしてきた盟友・清水裕友とタッグで1億円バトルに挑んだものの、脇本雄太、新田祐大らのカベは高く、結果は7着。
「昨年はグランプリに出ただけになってしまった」
その悔しさが2020年の原動力となっている。まずは初戦の和歌山記念を優勝。続く高松記念でもマーク戦、自力戦を問わずに強さを見せつける。決勝戦は最終ホームで3番手を確保すると、逃げる野口裕史をバック線すぎに悠々と叩き、後続に4車身差を付けての独走完全V。11秒1のシリーズ一番時計で見るものをうらなせた。
そしてS級S班として初めてのGⅠ戦を迎える。場所は豊橋競輪場。15年11月の国際自転車トラック競技支援競輪(GⅢ)以来の登場である。
「いまはとくに気負いもなくGⅠを走れている。豊橋を走るのは久しぶりだけど、走る場所、場所で力を出し切ることだけ考えています」
基本ベースは自力戦。いまはマーク戦でも車間を目一杯切って前の選手を援護できる自信もある。〝先行もできる自在選手〟が最強というのであれば、松浦は最強への道をきっちり歩んでいることになるだろう。
「今年はグランプリを獲るつもりで頑張りたい」
そのためにも、2度目となる夢舞台へのプラチナチケットを早々に獲得したい4日間である。
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