小倉最終日1R


 国村美留莉が上位へ進出。

 5、6着で優出ならなかった国村美留莉。強敵がごっそり抜けて、最終日の一般戦こそは上位進出のチャンスだ。最近は4場所前の富山、2場所前の佐世保で決勝進出を果たし、一般戦回りだった3場所前の松山、前場所の岐阜では白星を挙げている。ちなみに通算勝利数は10(全て昨年)で、全部が最終日の一般戦で挙げたものだ。小倉では昨年4月に5、6着と来て、最終日に白星をゲットしている。再現があってもおかしくはない。

 近況の動き軽快な矢野光世が主導権を握って、点数上位の村田奈穂が好位から捲る流れになりそう。国村が俊敏に前々へと踏んで、直線で強襲する。

 車券は国村と村田を絡めた3連単❶❷❸、❶❸❹、❶❸❺BOXが本線。3着に薄目の台頭を警戒して❸=❶―❻❼、❸=❹―❻❼を押さえる。


小倉最終日6R


 野上竜太が別線を封じる。

 初日8Rで鮫島康治らを相手に強い走りを見せてライン決着を決めた野上竜太。準決勝は伊藤歩登の気迫に屈した形になったが、レース後は「準決勝の反省を生かして頑張ります!」とスイッチを再点火させていた。鹿屋体育大時代はインカレで優勝するなど、ポテンシャルは高い。ここもライン3車。東鉄也と片山直人も強敵だが、初日の走りができれば別線撃破は十分に可能だ。

 野上が唯一のライン3車。番手を回る宮本佳樹、3番手の住村実は2日目に好走しており、援護もしっかりとしてくれるだろう。野上が積極策で別線に付け入る隙を与えない。

 車券は野上に乗る宮本から。ラインの野上か住村も2、3着に絡むとみて3連単❷―❻❼=❶❸❹❺❻❼。


小倉最終日9R


 中村一将がV最短も吉川起也が脅威。

 1、2班戦の決勝は初日特選メンバーが6人。準決勝で失格した福島栄一に代わって、連勝の三宅旬が入った形になった。中村一将、前田義和が単騎戦で、準決勝同様に下野義城―小川巧―三宅と、3日連続で連係の吉川起也―舛井幹雄。一見すると、あまり動きがない展開になりそうだが、中村は初日特選も単騎で最後方に置かれてしまった。同じミスはしないはずで、勝負どころではロングスパートも頭に入れているだろう。そして、デキの良さなら吉川。初日特選を制し、準決勝は危ない展開になりながらアクシデントもあって連勝。ツキもあるようだ。単騎勢よりも早く仕掛けられれば、完全Vも大きく見えてくるだろう。

 ライン3車の下野が先手を取りそうだが、中村や吉川が捲りを打ち合う流れに。前田も後方で脚をためてゴール前では前団に迫っているかも。

  車券は中村と吉川の力決着。3連単❶=❻流しと、前田が突っ込む❶❷❻、❻❷❶、❷❶❻、❷❻❶。(本間 正則)