久留米初日1R


 オープニングレースは地元の新星・内野艶和(写真)に自信の◎だ。

 ナショナルチームに在籍し中長距離種目で活躍する19歳。前走武雄で本格デビューしてから初の優勝を飾り実力の片りんを見せつけた。120期の同期同士で争ったルーキーシリーズで2度優勝したスピードは先輩期が相手でも十分通用する。

 買い材料は2つ。

 1つ目は現在、久留米でバンク練習ができていること。普段は伊豆にいるが、今は地元に戻って競輪の練習に集中できている。それが前回の優勝にも直結した。


 2つ目は対戦相手との力関係。最大のライバルとなる亀川史華は前回風邪で欠場しており今回が復帰戦。取材の感触的にもひと息といった印象だった。内野の勝ちパターンの捲りが届くはずだ。

 3連単❷から2、3着❶❸❹❺へ。


久留米初日6R


 上昇気流に乗った地元のイケメン楢原由将(写真)を穴で狙ってみたい。

 フレームを換え、練習内容を見つめ直したことで10月からがっちりかみ合った。4場所連続で初日予選は2連対中。ガラリ一変とはまさにこのこと。競走得点は右肩上がりだ。

 以前は調子の良し悪しを聞いても口ごもることが多かったが、今は「だいぶ調子がいい」とはっきり言える状態。地元戦ならさらに3割増しのパワーを発揮する。

 ただ岡山コンビも強力なので連軸で買いたい。3連単③=①②―①②④⑤⑦。


久留米初日8R


 来期初のS級昇級を決めている畝木聖(写真)が強烈ダッシュで圧倒する。

 当然KEIRINスポニチの予想でも◎だが、あえて推奨レースに選んだのは〝ヒモ荒れ〟があるかもしれないから。

 畝木を密着取材すると、近況の勝ち切れないレースに不満を持っていた。来期を見据えて意識的に長い距離を踏んで失速しているからだ。

 戦法の幅を増やすためのトライだったが、今シリーズは長所のダッシュ力を生かした走りに徹しそう。つまり車を引いてからのカマシ、捲り。勝ち星を多く並べてS級舞台に上がりたいのが本音。A級の残り1カ月は〝勝つ走り〟に徹すると推測した。

 対戦相手を見ると、徹底先行の土居佑次がいるので十中八九捲りになる。そうなると郡英治が離れる可能性は五分。離れても今の調子ならリカバリーするかもしれないが、配当的にバッサリ切りたい。チャレンジ降格の危機にいる田村風起や、成績以上に踏めている西徹、土居佑次の番手を回る阿部弘が2着で浮上するかも。

 3連単❶から❸❹❺❻へ。(小野 祐一)