久留米2日目1R


 長崎の愛嬌(あいきょう)たっぷりガールこと高尾貴美歌(写真)が好配当のスパイスになる。

 初日は終始、大久保花梨をマークして流れ込みの2着。「枠番を生かす走りができた」と振り返った。初日は2番車。初手の位置取りから1番車の大久保後位に的を絞れたのだ。

 中嶋里美との並走に踏み勝ったのも好印象。外並走でもしぶとく踏み続けられるのが強みでもある。

 ここも初日と似たようなメンバー構成。ただマークしそうな内野艶和は地脚タイプ。大久保のようにダッシュ良く仕掛けて行く脚質ではない。内野後位をすんなり回れるのか。中嶋に飛び付かれるのか。レースの鍵はこの2点だ。

 高尾が内野の2番手を無風で回るケースを第一に想定。その流れなら逆転差しが十分見込める。3連単❷=❶から❸❹❺の6点。


久留米2日目7R


 競輪界のホットワード「107期」の滝本泰行(写真)が激戦を断つ。

 今年ラストのGⅠ競輪祭は吉田拓矢と新山響平で〝107期ワンツー〟。同期の滝本は「あの走りを見ればめちゃくちゃ刺激になりますよ。(吉田)拓矢は同級生ですし」と完全にやる気モード。闘志がメラメラと燃えている。

 打鐘4コーナーから巻き返した初日は2着だが、マーク棚橋勉が離れたことを考えれば、よく踏ん張った。三分戦のここは下野義城と倉田紘希が同型ライバル。位置取りもこなせるだけに中団確保からの捲り狙いだろう。

 滝本マークの岩本純も好調で折り返しは必要。3連単❹=❻から3着❶❷❸❺。❶❷❹、❷❹❻のBOXも加える。


久留米2日目8R


 高田真幸(写真)で大穴を狙ってみたい。

 前検日は「レースの間隔が空くと練習をやり過ぎちゃうからダメ。その成果が出るのは先なので」と控えめなコメント。しかしながら練習量は十分で歯車がかみ合えば戦える出来でもある。それを裏付けるのが上がり11秒8の一番時計を計測した初日の走り。グイグイと踏み上がる好調時の動きだった。

 初日の当コーナーで3連単7130円の好配当を的中させてくれた畝木聖がいるが、初日のように番手をちぎる仕掛けになると、今度は八谷誠賢や水谷将司に目標にされてしまう。自力型がかなり脚力を消耗しあう流れと読んで、八谷後位で脚をためられる高田をプッシュした。

 点数は増えるが連軸で買いたい。3連単❺=❶❷❹❻―❶❷❹❻の24点。(小野 祐一)