選考順１位 

　１番車で迎える大一番。17日に都内で行われた前夜祭に鶴を大胆にあしらった黒の着物姿で登場した梅川は「昨年は参加しているだけだったので、今年は獲りに行きたい。地元なので１着が何よりの恩返しになる」と昨年５着からの飛躍を誓った。

　勝負強さは本物だ。先月のトライアルでは最後の直線で最強女王・児玉を捉えた。４月の高知では前々に自分で動く強い気持ちで若手ＮＯ・1となるフレッシュクイーンの称号をもぎ取った。今年は13Ｖで賞金ランキングも堂々４位。「トップスピードを上げるという目標が達成できた１年だった」と振り返った。

　立川での実戦は７月に決勝で５着となった１開催のみだが、ホーム・京王閣が使えない時に練習することもあり、「軽いバンクではないが、その方が自分にはいい」と不安はない。「トップスピードを生かしたレースが持ち味。先行で行ければ行くし、無理せずまくりで構えることもある。１番車はうれしいが、仮に外枠でも問題はない」とも話した。