松浦 悠士

 
 中心はGⅠ名古屋オールスターも制し、今年の獲得賞金額でトップを維持する松浦悠士だ。

 

 昨年10月熊本記念(久留米)以降、走った全てのシリーズで決勝進出を続けているが、特筆すべきは決勝での安定ぶり。全21戦(グランプリは含まず)のうち3着以内が17回で、優勝はGⅠ2回とGⅡ1回を含め8回。車券を購入するファンにとって、これほど信頼度の高いトップ選手は少ない。

 

 三十路手前で、まだまだ進化の途中。直前の寛仁親王牌で脇本雄太の驚異的なパワーに屈したことも大きな経験。強くなるための糧にして、さらなる成長を目指す。小倉競輪祭(11月18~23日)で連覇に挑む前に、今シリーズと四日市記念に出走予定。しっかりと結果を出して大舞台へ弾みを付ける。自力で戦うか、中四国同士の太田竜馬との連係も。

 

 どうあれ、隙のない走りで強さを見せつける。