名古屋競輪ミッドナイトの「WIN TICKET杯」は5日(月)~7日(水)に開催。A級1・2班戦5R、A級3班のチャレンジ戦4Rの7車立て9R制で行われる。
 

捲り追い込みでV奪取

谷口 明正

 
 V戦線をリードするのは谷口明正(三重・103期)、北川大五郎(大阪・103期)の103期両者。谷口は2月奈良での落車の影響で一時期、競走得点は85点台にまで落ち込んだが、6月の大垣以降7場所連続優出(うち4V)と一気に上昇。今回も得意の捲り追い込みでV奪取を狙う。
   
 北川も互角の存在。前回の岐阜準決では吉堂に突っ張られて5着に終わったが、最終バックを取ったときはほとんどが3着以内と秘めたパワーは十分。先行、捲りと使い分けて勝負を挑む。
 
 松田治之(大阪・73期)も、やはりこのクラスでは上位の存在。6月武雄の落車で前回の豊橋でようやく降格後初のA級戦を迎えた。準決5着で優出こそ逃したが、初日および最終日に1着と、ケガの影響はなさそうだ。同県の北川マークから直線抜け出しを狙う。
 
 山口智弘(愛知・99期)も忘れてはいけない。大敗するケースも目立つが、7月名古屋❷①❷、前回福井②①❸とツボにはまったときは脅威。今回は地元戦に燃えており、自力自在に動いて最低でも優出入りを目指す。
 
 そのほか、絶対に最後まで諦めない競走スタイルが魅力で直近4カ月の3連対率72%の玉手翔(兵庫・91期)、パワフル先行の吉堂将規(奈良・115期)、負傷明けで2カ月ぶりのレースとなる山口聖矢(岐阜・115期)、衰えを知らない地元の宮司周郎(愛知・82期)らも魅力。
 
 チャレンジ戦は、新鋭の長屋秀明(岐阜・117期)、小松原正登(福井・117期)の一騎打ちムード。