GPへ視界良好

大久保花梨

 
 今年のスタートは順調だった。ガールズコレクショントライアルレースで勝ち上がり、ダービー開催中に行われる5月の静岡ステージへの出場を決めた。
 
 しかし、新型コロナウイルスの影響により開催は中止。今年前半の大きな目標を失ってしまう。開催中止が続き、多くの選手がモチベーションを保てない中で、気持ちの切り替えは早かった。レースがない間に、以前から視力が弱かったことでICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を決断。2、3週間は自転車に乗ることができず、練習はできなかったが、後半戦へ向けて気持ちを高めていく時となった。
 
 開催が始まってから、しばらくは思うような成績が残せなかった。それでも7月22日の玉野初日で、うれしいことがあった。捲っての勝利で通算100勝を達成。「お客さんに声をかけられて初めて知りました。次は200勝を目指します」。完全Vを決めて思い出に残るシリーズとなった。