midnight-nagoya

名古屋競輪では7日から9日の3日間、FⅡミッドナイト競輪「楽天・Kドリームス杯」が開催される。メインはA級1、2班戦で、中心は自在タイプでS級レベルの実力を備える小林令(山梨・109期)。そのほか強力先行の武田亮(東京・115期)、スピードある新鋭の小笠原光(岩手・117期)、動ける谷口明正(三重・103期)や小谷実(京都・93期)のVも。チャレンジ戦はパワーある新鋭の激突が焦点。地元の林敬宏(愛知・117期)、同じ中部の小浦凪(岐阜・117期)、関東からは梁島邦友(茨城・117期)が出場して力勝負を演じる。

20210407名古屋FII小林令

 小林は1月にS級から下がって今節が6場所目。直近は決勝2着が2回の後、前走川崎で今期初Vを決めた。3日間ともラインの先頭で走りオール1着。初日特選は先手ラインの3番手キープから直線外を踏んで勝利、準決は最終ホームから早めの仕掛けで押し切りを決め、決勝は逃げた先行選手の番手に追い上げての追い込みでVゲット。前へ前へと攻めの走りに徹して結果を出した。ここでは力のある徹底先行型の武田が関東同士。前を任せて番手でのレースとなりそうだ。好ガードからG前での差し切りを決める。
 
 武田も成績は高いレベルで安定。スタイルは先行が基本。後ろが小林なら援護も確かなだけに、ここもやることは一つか。2月伊東以来、3場所ぶりのVへ果敢に出ていく。
 
 昨年7月に本格デビューした小笠原は10月に2班特昇。2場所前の小倉ミッドナイトで1、2班戦初Vを決めた。持ち味は鋭いダッシュでカマシ、捲りが得意。レース運びはまだ荒削りでも、展開がはまれば一気に浮上する。
 
 中部の軸となる谷口は自力勝負が基本。宮越大(富山・77期)や地元ベテランの疋田敏(愛知・59期)と地区での上位独占を目指す。先行力ある堀兼壽(岐阜・105期)との連係が可能になるようだと有利に運べる。
 
 近畿のV有力候補は小谷。自力も可能な自在タイプで、ここは動く組み立てとなるか。2月19日向日町決勝で落車負傷し、ここが復帰戦で状態面がやや気になる。その向日町でも小谷と連係して前を任せている市村昌樹(兵庫・103期)が、ここも後ろ回りか。

 主役は地元ホームバンクでの初Vを狙う林になるか。独立リーグのプロ野球選手から転向し、昨年7月のデビュー(チャレンジ戦)は28歳と遅め。その後、半年間は優勝がなかったが地道に成績を上げ、前走松山ミッドナイトで今年に入って3回目のVを決めた。仕掛けは積極果敢。逃げて持ち味を発揮。3場所ぶり4回目の名古屋出場に気合を込める。地元の若手自力型では磯村蓮太(愛知・115期)の走りにも注目したい。
 
 小浦、梁島も組み立ては先行が基本。小浦は直近3場所で完全Vを2回決め、今年のVは3回。林と同様に4回目のVへ力を出し切る。梁島は前走前橋ミッドナイトでも連係した神山とタッグ。実力確かな先輩のガードを信じて先手を取りに出る。神山は前橋の予選で梁島の番手回り。捲りに回った梁島を差して1着。前期2班でも優勝と決勝2着が1回ずつ。流れが向けばチャンスは逃さない。