20210529hirosima

広島競輪場で29、30日に「2021年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」が開催される。初日優秀3Rで3着までの選手が、2日目メイン「スーパープロピストレーサー賞」に勝ち上がりVを争う。S班6選手を中心に豪華なバトルが繰り広げられる。

ダービー王 松浦主役
210507京王閣・松浦悠士

 V候補筆頭は地元・松浦悠士=写真。今月は京王閣ダービーを制し続く函館記念もV。心身ともにパーフェクトの状態にある。地元では3月にGⅢVと絶対の自信。僚友・清水裕友との好連係を見せて他地区の強豪を封じ切る。清水も変わらず迫力満点の動きを見せている。松浦と中国地区ラインで上位独占を図る。前回、清水マークから前橋記念Vの小倉竜二がラインを固める。
 
 松浦と熱戦を演じる郡司浩平が屈指の脚力で対抗する。松浦と並ぶレース運びの確かさに、ド迫力の捲り。鉄壁の中国ラインを崩すか。平原康多は落車で満身創痍(そうい)のダービーだったが、ここまでに状態は上向いているか。自力はもちろん吉田拓矢、鈴木庸之ら関東選手と同乗時はマーク戦からタテ脚の威力を発揮する。
 
 佐藤慎太郎、守沢太志の北日本S班選手が的確なマーク戦からシャープな追い込みで進出は必至。実力者の浅井康太がスピード発揮で突き抜けるシーンも十分。古性優作を中心に近畿ラインに厚み。古性は乱戦になればなるほど力を発揮する。義弘&博幸の村上兄弟に東口善朋が巧追から浮上へ。山田久徳が位置にこだわり一撃を狙う。