富山競輪の開設70周年記念「瑞峰立山賞争奪戦(GⅢ)」は23日から開幕。S班選手は不在になったが、各地区から実力派が揃い激戦必至の4日間だ。中部地区のエース浅井康太がスピード全開でシリーズを引っ張っていく。


 前走のサマーナイトフェスティバルでは決勝進出ならなかった浅井だが、動き自体は悪くない。破壊力満点の捲りを打つ展開はもちろん、中部地区の竹内と同乗の時は好連係を決めてキッチリと抜け出す。竹内も前走Vで勢いが付いた。短走路なので持ち味の先行力をフルに発揮して好勝負に持ち込む。中部勢のワンツーに期待だ。

 岩本が前走の決勝進出で好調をアピール。ツボにはまった時の捲りは強烈で、他ラインを一気のシーンは十分。マーク巧みな中村、自在戦ある小原がくわわる南関ラインは注目。

 北日本勢が強力先行の高橋を先頭に結束して挑む。高橋ペースで実力者の山崎がタテの威力発揮する。阿部がシャープなレース運びで進出は必至。関東勢は力をつける黒沢がラインの先頭で飛ばしていく。神山が巧追から抜け出しへ。近畿の稲垣は自力用意しての組み立てに。取鳥―柏野の岡山勢も先制でチャンスだ。