名古屋競輪ミッドナイトの「WINTICKET杯」は12月9日(木)~11日(土)に開催。A級1・2班戦7R、ガールズケイリン2Rの7車立て9R制で行われる。

 2014年ヤンググランプリ、GⅠ日本選手権出場経験のある実力者・小原唯志(茨城・101期)が、シリーズをけん引する。今年7月からA級降格となったが、13場所中優出8回(うち優勝1回)とやはりこのクラスでは一枚上の存在。しかも、4場所前の富山から弥彦、宇都宮、松阪とすべて確定板を外しておらず、バンク周長も問わない近況の安定ぶりも好材料。さらに、現在通算198勝。準決勝で通算200勝達成を決めるか、優勝で決めるか、いずれにしよ今節での達成は間違いない。

 小原とタッグを組むのが小林潤二(群馬・75期)。今年9月に49歳となったが、その後に静岡、平塚、富山と3場所でⅤを決めるなど、差し脚は健在で、まだまだ“衰え”という文字を知らないどころか、ますますパワーアップしている感じ。今回も、好目標の小原マークからきっちり番手の仕事をこなして今期4度目のVを目指す。

 地元中部勢は、小堺浩二(石川・91期)、小川将人(愛知・75期)、大洞翔平(岐阜・100期)らが中心の存在。

 小堺は10月の松戸準決での落車で若干リズムを崩したが、その後の2場所もきっちり優出を果たしており、今回は問題ないとみる。

 9月に5カ月間の病気欠場から復帰した小川は直近6場所で8勝と気配は良好。目標不在のときは自力も発揮できるだけに、3連単からは外せない存在。 

 大洞は優出回数こそは少ないが、自在性が増してきており、前々に攻めて活路を切り開くか。

 そのほか、石口慶多(兵庫・103期)、中村隆生(栃木・117期)など積極タイプの選手も軽視は禁物だ。

 そのほか、石口慶多(兵庫・103期)、中村隆生(栃木・117期)など積極タイプの選手も軽視は禁物だ。