久留米競輪の日本名輪界カップ「第21回戸上守杯」がS級の精鋭を迎え、1月27日オープンする。

 また、今回は山原さくら、南円佳らが参戦するガールズケイリンも行われる。

 各地区に実力者、個性派がそろう中、V争いは圧倒的な先行力を誇る町田太我(21=広島)がリードする。


S級展望

 今年の「戸上守杯」も混戦相場と言っていいだろう。

 とはいえ先行力は町田太我が抜けている。昨年は松山で記念初Vを達成するなどその名はすでに全国区。当地も昨年1月のFⅠを制すなど得意中の得意。

 変わらずしぶとい柏野智典が町田の番手絶好のパターンも十分考えられる。町田―柏野に追加配分の桑原大志が加わる中国勢が頭ひとつリードする。

 そうはさせじと競走得点トップの山田庸平が逆転に燃える。昨年の寛仁親王牌で決勝進出。競輪祭でも決勝進出こそならなかったが、予選道中を①①とまとめダイヤモンドレースに進出した。

 野田源一、坂本亮馬、吉本卓仁ら地元勢との折り合いは微妙ながら、勢いは山田にある。町田相手なら番手戦も視野に入れ、強気に立ち回るはずだ。

 近畿から実績ある川村晃司が戦線をかく乱する。