A級1・2班戦展望①

 佐世保連続Vを狙う嶋田誠也がシリーズを引っ張る。

 来期はS級復帰が決まっている実力者で、佐世保は降級初戦だった今年1月のナイターでV。直前の別府では初日特選を制したが、まさかの準決勝敗退で途中欠場した。今回はその分も奮起に期待しよう。

 7月から初のS級が決まっている中嶋宣成のパワフルな機動力にも熱視線が注がれる。

 今期は優勝がなく、佐世保は久々の登場になるが、先行有利のバンク特性を生かして攻め立てる。直前の別府決勝も3着だったが、同型を蹴散らす走りは印象的だった。

 高木和仁は武雄ミッドナイトで準Vの活躍。今回は嶋田との好連係から上位進出を狙う。

 いざとなれば自ら動ける相沢政宏に、ベテラン・小沼良もしぶとい走りで大崩れが少ない。

 力ある清水一幸宇根秀俊の四国コンビにとっては、久樹克門が追加で参戦するのは何よりの好材料だろう。ラインの総合力で他地区に立ちはだかる。

 昨年末のレインボーカップ2着で2班に特別昇班した梅田加津也と、3月に3節連続完全Vで特別昇班を果たした近藤翔馬のヤング2人の積極的な走りにも注目が集まる。