地元地区で連覇決める
松浦 悠士
3日に終わった小松島記念から、中3日で福井記念へ追加参戦した松浦。決めた理由は「脇本さんと勝負がしたかった」に尽きる。脇本雄太が優勝した5月ダービーでは、二次予選で敗退したため、その機会はなかった。今年、対戦したのは2月奈良記念のみ。完全復活した脇本との対戦を心待ちにしていた。福井記念の初日特選では単騎もあって見せ場を作れず。2次予選は先行で勝利。好感触をつかみ準決勝に向かったが大雨により中止。抽選に外れて、決勝戦での脇本との対戦はかなわなかった。
それでも厳しい日程となったシリーズで「2日目にいい先行ができたのは収穫でした。セッティングを試せたのも良かった」と常にポジティブ思考の男らしいコメント。地元地区で行われる今大会に気持ちを切り替えた。
今大会は連覇がかかる。昨年の函館は清水裕友を追走から鋭く追い込んでV。各地区から強豪が集結して大激戦必至だが、中四国地区の若手先行選手の存在は心強い。ビッグレース初参加となる犬伏湧也、同じ広島の町田太我が勝ち上がれば連覇のチャンスは大きく広がる。やはり主役の座は譲れない。