S級S班は5人が参戦
佐藤慎太郎
清水以外にもS級S班は4名が参戦する。佐藤慎太郎(福島)は今年3度のGⅠ優出、2度のGⅢ優勝など安定感抜群の走りを見せて獲得賞金は1億円を突破。賞金ランク4位で4年連続のグランプリ出場を確実にしている。防府は決勝3着だった19年1月のFⅠ戦以来で、防府記念となれば09年以来、実に13年ぶりの参戦だ。同地区の新山響平や高橋晋也、さらには東同士で郡司浩平や吉田拓矢と連係からシャープに突っ込む。
吉田 拓矢
吉田拓矢(茨城)は寛仁親王牌で今年のGⅠ初優出。決勝は3番手を確保しながら捲り不発に終わったが、本来のスピードを取り戻している。防府記念は3年連続の出走。一昨年も昨年も準決勝で敗れているだけに、今年こそベスト9に名を連ねたいところだ。
郡司 浩平
郡司浩平(神奈川)は9月のGⅡ名古屋共同通信社杯、10月の熊本記念in久留米を連続V。寛仁親王牌は準決勝敗退に終わったが、8月の小田原記念初日から親王牌2日目のローズカップまで18走連続で3着以内に入る抜群の安定感を示した。賞金ランキングは6位で4年連続のグランプリ出場は決定的。今年は地元の平塚開催だけに、さらにリズムを上げていきたいはずだ。防府記念は2年ぶりの参戦。18年は準V、19年は決勝4着と結果を残したが、一昨年は準決勝で6着に敗れて途中欠場となった。今年はさらにパワーアップした姿を披露してくれるだろう。
松浦 悠士
松浦悠士(広島)は今年もハイレベルな走りを披露中。GⅠはVこそないが、準V2回に寛仁親王牌が決勝3着。GⅡ優勝が1回、GⅢ優勝は5回で、GⅠ2Vの古性優作を上回って賞金ランクは2位。18年に決勝3着の実績がある防府記念は昨年に続く参戦。昨年は準決勝でまさかの7着に終わったが、今年は決勝で清水裕友との連係を見せてほしい。