チャリロト杯を懸けた名古屋ミッドナイト競輪が12月20日から22日まで3日間にわたって開催される。A級1、2班とチャレンジで1日9レース。メインA級1、2班の注目度No.1は地元期待のルーキー纐纈洸翔(愛知・121期)。特昇3場所目の前走岸和田で2班初V。ハイパワーで押し切って連続Vなるか。チャレンジも新人ほか力のある機動型がいて迫力あるレースが見られそうだ。

A級1・2班戦

 決勝中止や単発レースも含め、トータル5場所12連勝で2班に特昇した纐纈洸翔。その後、ここまでは3場所。予選、準決は全て1着クリア。3場所目の11月岸和田で初Vをゲットした。決勝は中部で4車。同期に突っ張られて先手は取れなかったが慌てずに立て直すと最終ホームから早めの仕掛け。結果はラインでワンツースリーフォーまで。勝つことに加え、内容にもしっかりとこだわる。競走得点が90点を超える中部の仲間は竹沢浩司(富山・90期)、山口聖矢(岐阜・115期)、大洞翔平(岐阜・100期)。今節も決勝で厚いラインが望めそう。前で迷わずに出て力をアピールする。竹沢は直近2場所連続Vと好調。自力型だが11月岸和田で予選、準決と纐纈の番手を回ってワンツー。自在の山口も纐纈と一緒なら連係を基本に考えるだろう。

 関東は矢野昌彦(栃木・91期)と高橋広大(埼玉・99期)が主力。自力で安定している矢野はミッドナイトに関しても9月宇都宮完全V、10月京王閣決勝2着と直近のレースで好走。追い込みで強い高橋は地元戦の西武園から中2日になるが、うまくコンディションを整えて今節へ。矢野との連係から切れ味を発揮してVも。

 近畿のV候補は酒井拳蔵(大阪・109期)。前走豊橋を得意の捲りで勝ち、今期2回目のV。仕掛ける位置とタイミング次第で一気に浮上する。

チャレンジ戦

 新人の121期は添田龍児 (神奈川)、中山拓人(埼玉)、原田翔真(和歌山)。デビューしてからの優勝は添田と中山が1回ずつ。原田はまだないが力に大きな差はない。菱田浩二(京都・97期)も自力でルーキー3人に負けないそ成績を残している。追い込みでは近藤誠(千葉・92期)。前々走和歌山で今期初V、前走取手では3日間、今節も一緒の添田と連係して❷①❷。添田マークから直線勝負。決勝で添田を差して取手とは逆のワンツーを狙う。


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