名古屋ミッドナイトバナー

 名古屋ミッドナイト競輪の「楽天・Kドリームス杯」が6月1日から3日まで3日間にわたって開催される。西日本のメンバーによるA級3班チャレンジ戦で1日7レース。パワーで一歩リードは今年のV数最多の松本秀之慎(熊本・121期)。先行力確かな矢部駿人(岡山・121期)が積極策で対抗する。近畿同士、同期、同学年で、共に動ける浜田翔平(大阪・111期)と大中拓磨(兵庫・111期) の連係策にも注目だ。


 松本は前々走別府で今年5回目のV。追加で5月26~28日の取手モーニングを走った直後になるが、期待度は一番。実力発揮ならV最短と言っていい。吉田悟(熊本・119期)が松本と同県。自力が持ち味だが一緒になれば松本の後ろを回って番手を守ることに専念するか。九州では追い込み型の松丸裕紀(福岡・86期)も堅実。勝ち上がればラインは厚くなる。

 矢部は今年3V。前走静岡ミッドナイト(②②❺)では1着こそなかったが連日、内容を重視した先行勝負で見せ場は十分だった。ここでは同県、同期、同門、同学年の合地登汰(岡山・121期)が一緒。決勝で連係して結果を出すことがテーマとなるか。自在の細田純平(広島・99期)は4月松戸決勝で、優勝した矢部とワンツー。中国での連係へ、ここも集中力を高める。

 近畿勢は自力型の浜田と大中が同期。浜田は5月富山で松本を相手に今年2回目のV。前走静岡ミッドナイト(③⑦②)が良くなかっただけに、ここで巻き返したいところ。大中と前後でタッグ。決勝での連独占を目指す。

 地元戦に気合は競輪選手になって2年目の37歳、長谷川裕一(愛知・121期)。積極的な走りで一歩ずつステップアップ。2月の豊橋で初Vをゲットした。前走静岡では予選7着も2日目以降は逃げ切り連勝。まずは、しっかり決勝へ。4月の名古屋モーニング(②②❼)よりも上の成績を狙う。


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