新春第1弾の名古屋ミッドナイト競輪が23年1月2日から4日までの3日間、「楽天・Kドリームス杯」を懸けて開催される。

 A級1、2班とチャレンジで1日9レース。メインA級1、2班の主役は前期(7~12月)S級2班で102点台の競走得点をキープした鈴木玄人(東京・117期)。12月に通算800勝を達成して今期A級に下がり、ここが初戦となる小嶋敬二(石川・74期)の走りにも注目が集まる。

 チャレンジは121期の末広快理(兵庫)と小坂丈(茨城)の力勝負が焦点となりそうだ。

A級1、2班戦展望

 鈴木玄人は22年7月にデビューから2年でS級へ。2場所目の弥彦記念で初勝利を挙げ、続くFⅠ2場所は予選を2、1着で突破。GⅢ2場所目の9月向日町記念では一予、二予と2着に入って準決へ。11月広島FⅠと12月京王閣FⅠは準決1着で決勝進出を決めた。鋭いダッシュを生かした仕掛けは上のクラスでも通用。結果を残して自信を深めたが、前々期に失格があったことも響いて今期は再びA級。特進でのS級復帰も視野に、初戦からハイパワーで圧倒するか。同じくS級下がりのベテランマーカー小林潤二(群馬・75期)が関東連係で鈴木の番手。しっかり続いてゴール前勝負に持ち込む。

 A級に下がっての初戦をミッドナイトで走るのが中部のレジェンド・小嶋敬二。降級前に通算800勝を達成し、昨年の最終戦となった千葉250でも好走。ここから次のステップへ。自力基本のスタイルを変えずに走り続ける。松崎貴久(富山・82期)が同支部で小嶋と連係。後ろで援護してワンツーを目指す。

 北日本は先行でパワーアップしている原大智(宮城・117期)に追い込みで実力のある渡辺正光(福島・95期)、明田春喜(北海道・89期)で3車なら強力。原がペースをつかめば番手の渡辺を軸にラインでの上位独占が浮上する。

A級チャレンジ戦展望

 レースをつくるのはルーキー121期の2人、末広快理小坂丈だ。7月本デビュー後の成績は前走12月松戸ミッドナイトで4回目の優勝を決めた末広がリードする。前期2班の日浦崇道(和歌山・109期)や吉川悟(大阪・79期)と近畿で連係ならラインも強力。積極策で押し切りなるか。

 小坂は、まだ優勝が9月京王閣の1回のみ。だが、決勝は末広を叩いて逃げ切っての勝利だった。関東の援護が手薄なことは不安材料だが、持ち味の地脚の強さを生かしてV争いへ。北の主力となる島田茂希(北海道・92期)は動けるが、東日本で小坂との連係も。番手回りならチャンスが膨らむ。

 中部の追い込みで力のある坂元洋行(三重・88期)、北村篤(岐阜・94期)は位置次第か。好位を回ると浮上する。