チャレンジ戦展望

 V争いは121期勢。地元・甲斐俊祐(24=大分)、池田伍功羽(19=熊本)、昼田達哉(24=岡山)、長谷川飛向(26=東京)。

 そのなかでも甲斐が地の利を生かし、一歩リードか。昨年末のチャレンジFでは同県の一丸尚伍を引き連れ果敢に先行し、一丸の優勝に貢献した。直前の久留米が1①❼。まだ優勝1回、準V4回と満足する成績ではないが、タイミングいいカマシ、捲りがハマれば、地元Vも十分。

 実績面では昼田が優勢。デビュー後3V。昨年11月には武雄で今回1、2班のV候補・梅崎隆介を相手に逃げ切り優勝。ただ梅崎に道中、不利があっただけに、力で勝ったわけじゃないが、近況、力を付けてきていることは確か。今期こそ特昇を狙ってくるのではないか。

 昼田マークは同県のベテラン取鳥敬一(51=岡山69期)は守っていくか。

 121期勢のなかで狙ってみたいには長谷川。自転車キャリアが浅く、伸びしろを十分、残している。直前の小倉では1①❷。決勝は同期中川聖大を後方に置き、先捲り。後ろに同期中川がハマっていたので、最後は差されたが、レース内容は長谷川に分があった。まだ優勝はないが、走るたびに成長しており、甲斐、昼田に人気が集まるなら、出来がいい長谷川の頭で狙ってみる価値は十分ある。

 121期勢以外では今期、チャレンジ戦となった細田純平(33=広島99期)。直前の広島では1①❺。準決では121期在校成績上位・塩崎隼の捲りを差しきった。自力勝負はもちろん、マーク策も出来るので、昼田の番手が回ってくる番組なら、上位の一角に名乗り上げるか。