東日本発祥74周年大宮競輪GⅢ「倉茂記念杯」は、1月19日から22日まで4日間にわたって開催される。
S級S班は平原康多、郡司浩平、新山響平、佐藤慎太郎と東日本のみ4選手。本命は地元エースの平原だ。昨年まで当地記念で9V。今年も主役の座は動かない。そのほか好メンバーがそろって激突。連日、熱いバトルが繰り広げられる。(電投番号「25#」)
GⅢ見どころ
3連覇中!関東のエースは今年も勝つ‼
関東S班の平原康多が4年連続10回目の大宮記念Vへ、地元で負けられない戦いに臨む。地元同士の仲間や暮れのヤングGPでも好走した吉田有希ら関東地区には心強い味方がそろうだけに、基本は後輩の自力型に前を任せての勝負。自力でのレースとなった場合でも知り尽くした舞台で慌てることはない。冷静に運んで勝てる流れに持ち込み結果を出すとみる。
宿口陽一 吉田有希
昨年S班の宿口陽一も平原同様、地元バンクでの記念制覇へ気合の走りを見せる。今年に入り優勝は逃したがFⅠ2場所で好走。勢いをつなげて今年初めてのグレードレースに挑む。まずはラインの中で役割を果たすことに集中。その上でV争いへ。しっかりと存在感をアピールする。関東ラインを引っ張る自力型で最も目を引くのは平塚ヤングGPでも落ち着いたレース運びと力強さが光った吉田有希だ。今年は記念Vとビッグレースでの活躍がテーマとなるか。積極策に徹して力を出し切る。
郡司浩平 深谷知広
南関で強力連係は郡司浩平と深谷知広。郡司が勝った昨年10月熊本記念(久留米開催)同様、ダッシュ良く仕掛ける深谷にS班の郡司が任せる形か。今年初戦の立川記念決勝では南関5車の番手で新田祐大に飛びつかれ9着となった郡司。信頼する深谷とのタッグで巻き返しなるか。深谷は追加で走った和歌山記念から中2日だが、ここも自力にこだわって出そう。郡司とのワンツーへ、チャンスを逃さずに踏み込む。
新山響平 佐藤慎太郎
北日本はS班同士でラインを組む新山響平と佐藤慎太郎。立川記念では初日特選で新田祐大を挟み、先頭と3番手で連係。その後、新山は二予6着で準決進出を逃した。佐藤の援護を受けて、ここで立て直しへ。注目は同期のライバル吉田拓矢の弟、有希との先行バトル。果敢に攻めて持ち味を生かす。佐藤は立川記念で決勝進出も、まだ昨年後半に続いた落車の影響が残っている印象。頼れる新山マークから、ここで浮上を狙う。
小倉竜二 中本匠栄
西日本はS班も不在で劣勢だが、追い込み型に競走得点110点以上が小倉竜二、中本匠栄、柏野智典と3人。いずれも鋭い差し脚は魅力。小倉と中本は初日特選からのスタートが望めそう。柏野も前走久留米FⅠでVなど好調をキープしている。直線の長い500バンクだけに位置次第で怖い。