A級展望


 新期ということで級班の入れ替えもあり混戦相場だ。

 S級からの降格者は荻野哲、城戸崎隆史、畝木聖の3人。荻野は追い込み型。城戸崎隆史は動けるが自力を封印している現状。

 となるとタテ脚でリードする畝木聖を中心視せざるを得ない。戸伏康夫が畝木を援護。同じ中国で20回近いBS数を持つ船瀬惇平と結束できれば畝木に勝機が訪れる。四国勢は捲り得意な好調・松本卓也と吉田智哉が控える。ともにスピードは上位。四国勢の連係も見逃せないものとなる。

 南関勢は自在性兼ね備える遠藤勝弥、119期から参戦した金田涼馬と機動力型がそろった。金田―遠藤―荻野でまとまる布陣が完成すると遠藤―荻野で両立するパターンになる。

 関東はスピードある上川直紀がV戦線に加わる。木村貴宏、須賀和彦ら関東のマーカーが上川をもり立てる。

 九州勢は地元の利根正明、山崎翼が気合十分。中でもかまし、捲りで利根が息を吹き返してきた。地元勢の結束。さらに城戸崎がライン参加する九州勢が好勝負に持ち込む。


S級展望

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