A級1、2班戦展望
V候補の今野大輔(29=愛媛111期)は今期A級初戦別府で❹①❶。決勝は大西祐マーク策で勝負どころは7番手。かなり厳しい位置となったが、前の仕掛けに乗り、直線だけでズバッと強襲。立部楓真の先行を捕らえた決め脚は鮮やかであった。その後、小松島で準V、向日町決勝5着。まだ満足できる成績ではないが、前々自在の攻めはメンバー中、屈指。構成上、地区的に強力な先行型が不在なので、ラインの先頭で自在に戦い、Vを狙っていく。
西田大志 梶原大地
九州勢では桑原亮(38=福岡91期)、西田大志(32=福岡98期)が軸になる。
桑原は弟子の将来有望株となる後藤大輝らと一緒に練習するようになってから安定した戦歴。ただS下がり初戦の別府は❸①❷とまとめたが、前回松山は❻⑤4と今ひとつ。今回は立て直してくるであろうと感じていた矢先、直前の高知ミッド4日決勝で同県・鶴良生をマークし番手でさばき、我慢しながら直線差し切り優勝。これで弾みが付いたことは言うまでもない。
今回、地区的に1班では確たる目標不在で2班の勝部貴博(34=福岡105期)、や梶原大地(25=福岡119期)が勝ち上がってくれば連係し、上位進出を狙う。
西田も桑原とタッグを組みながらの戦いか。ただ前回小倉欠場は気になるところだ。
水森湧汰 関根健太郎
南関勢では菅原大也(31=神奈川107期)が筆頭格。ただ昨年12月名古屋落車後、4場所欠場している。この影響がポイント。初日の動きには注視したい。
それならば南関は関根健太郎(32=神奈川100期)がラインを引っ張っていくか。前回京王閣が❸④2。パンチの効いたカマシ、捲りが魅力である。
混戦に強いベテラン三住博昭(54=神奈川61期)がマークし、ゴール前、勝負にかけていく。
関東勢では水森湧汰(23=東京117期)。前回前橋1⑥1。カタにハマった時の先行力は特選組にも通用するものがあり、ラインがきっちり出来てくれば侮れない存在となる。