久留米競輪場を舞台に「ジャパンカップ×HPCJC&矢村正杯」(熊本市施行)が4月1日オープン。

 東西の強豪が集まる混戦相場だが、主役は和田健太郎(41=千葉)が演じる。ド先行で売る後輩の野口裕史の存在は頼もしい限り。堅い千葉連係で和田が鋭い決め脚を発揮する。

 また、山原さくら、鈴木奈央らが参戦するガールズケイリンも行われる。


先行予想

〇千葉連係で和田が鋭脚発揮

 今年の「矢村正杯」に全国区の実力者が集まった。別府ウィナーズカップ組がV争いの中心となるが、本紙は変わらず俊敏な和田健太郎をイチ推し。ウィナーズカップでは準決敗退も差し脚はスムーズだった。今シリーズは日本一の先行マニア・野口裕史とセット配分とあって和田はやる気もひとしおだろう。

 野口―和田の千葉コンビを脅かすのは寺崎浩平だ。117期を早期卒業した逸材だが、別線の包囲網を切り崩せないシーンを目にする。しかし、ツボにはまったときの自力攻勢は目を見張るものがある。ただし、上位に近畿のマーカーがいないのはマイナス材料。

 熊本市施行の冠レース。地元熊本勢に気合が入って当然だ。スピードレーサー松本秀之介をサポートする中本匠栄が好勝負。さらに伊藤旭が加わる熊本ラインは強力そのものだ。GP1勝、GⅠ7勝の実績が光る武田豊樹がグレードレースに戻ってきた。復調著しい武田が上位に割って入る。

 竹内翼大川龍二の広島コンビが波乱演出。北日本は新山将史が代表格。桜井祐太郎と連係できればチャンス。精彩を欠いてる柴崎淳橋本優己との連係で軌道修正を目指す。


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