●A級1・2班戦展望


 121期在所順位4位の東矢圭吾(熊本・121期)は昨年7月本デビューからチャレンジ戦8場所目にA級2班特昇。そこから単発レースを除き15場所を走って4V、決勝2着4回。直近3月の小倉ナイターでは予選と準決を逃げ切り、決勝は最終バックから捲りを決めて3連勝。先行だけでなく捲っても強いホープが初登場の名古屋でも力をアピールする。チャンスを逃さずに出て押し切りへ。地区で連係なら九州同士の川又裕樹(鹿児島・97期)が番手回りに。東矢の後ろなら絶好の位置。何としても決勝に進んで食らいつきたい。

 鋭いダッシュが持ち味の吉田智哉(愛媛・111期)も有力なV候補。前走静岡では今期2回目のVを初日特選から3連勝で決めている。四国同士の藤岡隆治(徳島・98期)の前で捲り主体に仕掛ける。差し脚鋭い藤岡も吉田が早めに出ればゴール前で捉えてのVへ。中国は岡山コンビの小玉拓真(岡山・98期)と守谷陽介(岡山・87期)。前で自力勝負の小玉がスピード良く出ると浮上する。

 近畿は主力に若手の機動型2人。安藤直希(京都・117期)と福元啓太(大阪・119期)がどのような作戦を取るか。期は安藤の方が早いが学年は福元が1つ上。どちらも積極的で前を任されれば先行基本の組み立てとなる。

 中部は地元で動ける高橋成英(愛知・89期)がラインの先頭。追い込みの大洞翔平(岐阜・100期)と坂上樹大(石川・80期)が続く。番手を回るのは得点上位の大洞か。前走松山ミッドナイトで今期初V。ライン3車の番手で有利な展開になると連続Vへ。戦歴上位は坂上。中部連係からゴール前での突き抜けを狙う。


チャレンジ戦展望

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