S級S班は脇本を含めて5人。初S班の新山響平は「結果にこだわりすぎていた」のが裏目に出てなかなか本来の走りができていなかったが、3月大垣記念の二次予選敗退を機に「結果どうこうよりも自分の走りをしよう」に意識改革。ウィナーズカップ、四日市記念で決勝に進出してプチスランプ脱出をアピールした。武雄バンクは決勝5着だった19年6月のFⅠ以来。GⅡ出走はあるが、武雄記念を走るのは意外にも初めてだ。

 佐藤慎太郎は3年連続の武雄記念参戦。一昨年は決勝3着、昨年もきっちりと決勝まで勝ち進んだ。05年にはGⅡ優勝もある好相性の地。今年も安定感ある走りを見せており、新山や平原らとの連係から上位進出は必至だ。

 大会連覇を狙う平原康多。昨年大会は112で勝ち上がり、オール2連対で駆け抜けた。今年はまだVがないが、3月の大垣記念から上昇ムード。武雄記念は4節走って全て優出しており、今回も大暴れは間違いないだろう。

 松浦悠士は当地70、71周年記念の覇者。69周年も準Vと、武雄記念は抜群の強さを誇る。今年は体調不良に始まってリズムを崩していたが、ウィナーズカップを制し、玉野記念と高知記念で準V。しっかりと立て直している。準決勝で4着に敗れて優出を逃した昨年の分もハッスルに期待しよう。


脇本が武雄にやってくる
山田兄弟は今年も健在だ
関東勢が今年も充実布陣

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